わんちゃんQ&A都心から45分、筑波山麓の広大なキャンパス
わんちゃんQ&AQ&A
しつけ編
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Q
生後6ヶ月のラブラドールを飼っているのですが、体がもう大きく力も強いので散歩のときずっと私が引きずられている状態でとても困っています。どうすればよいですか?
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力ではかなわない犬もいますので、散歩中、犬が人より前に出たらすかさず反対方向へ歩きます。それをくり返し、前に出なくなるまで続けます。犬が人の前に出なくなったらよく誉めてあげましょう。こうすることによって、犬は自分の好きな方向へは行けない事と、人より前を歩いてはいけない事を理解します。
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Q
2才のオスのヨークシャー・テリアなんですが、家に訪問者が来るうなったり、うるさく吠えてしまいます。「ダメ!」と言ってもなかなか泣き止みません。泣き止ませる事は可能でしょうか?
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訪問者に対して攻撃的に吠えるのは、「ここは自分の縄張りだ!」と主張しているからです。これは自分がこの家のボスだと思っている犬の行動なので、飼い主が何を言っても聞きません。
対処法としては犬が吠えた時、大きな音のする物(特に金属音…空き缶に小石等を入れた物など)を犬に当たらない様に投げるようにして、「吠えたら嫌な事が起きる!」と犬に理解させましょう。
この時、投げる人の姿が犬に見えないようにし、間接的に犬に不快感を与え、天罰が下ったようにすると自分からその行動を止めるようになります。
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Q
2才のメスのゴールデン・レトリーバーを飼っています。家に帰るととても喜んでおしっこを漏らしてしまいます。それを叱るとお腹を見せまたおしっこをしていまいます。何か対処法はありますか?
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この犬はとても従属的な犬で、尊敬するリーダーが帰ってきたのが嬉しく、興奮するあまり漏らしてしまうので、まずは興奮させないようにしましょう。
家に帰った時、犬を一切見ないことと、構わないことを行なって下さい。家族全員で帰宅しても10分程度は犬を無視し続けると、それほど興奮しなくなるでしょう。
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Q
うちの犬はいろいろなものをかじってしまうのですが良い方法を教えてください。
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それはむずがゆさと好奇心から来るものです。生後3~4ヶ月に乳歯から永久歯に生えかわり、むずがゆさを抑えるためにおこる行動と、好奇心旺盛な時期なのでなんでも口にくわえて確かめかじってみたいのです。
なかには電気コードや殺虫剤のように、かじられると困るものがあるはずです。
ものをかじるのをやめさせるためには、かじっているところで即座に「イケナイ」といってやめさせ、かじるのをやめたら「ヨシヨシ」と誉めてあげることです。
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Q
散歩はどうやって歩けばいいのですか?わかりません。
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ついぐいぐいリードを引っ張って歩く犬をよく見かけます。基本的にはリーダーウォークが効果的です。やり方はリードをたるませて犬が前に出ようとしたらクルリと向きをかえて違う方向へ歩く。これを繰り返し行い、犬がついてくるようになったらよく誉めます。
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Q
庭に穴を掘ってとても困っています。良いしつけ方法を教えて下さい。
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犬は穴掘りが好きです。庭に穴を掘られて閉口した経験も少なくないでしょう。しかし動物の祖先は、土や木の根元に穴を掘って穴居生活をしていました。また狩猟に欠かせないものでした。ストレス解消にもなります。
この場合は、エネルギーをもてあましていると考えられます。余ったエネルギーを散歩や運動などに転換させれば、しつこく穴を掘るような事はしなくなるはずです。
「穴を掘ってはいけない!」と一方的に叱る前に、住まいの環境や、つなぎっぱなしによる運動不足などもう一度考える必要があるでしょう。
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Q
初めて犬を飼いました。お座りを教えたいのですが、ずーっと長い時間教えていても覚えてくれません。それどころか、その時間になると嫌がるようになり逃げるようになってしまいました(> <)どうすれば覚えてくれますか?
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犬の訓練は、根気が必要です。そして犬にとっては楽しいものでなければなりません。○○○をすると犬にとっていいことがある。と思わせることがポイントです!!ですから何時間も行ったり、出来ないからと言って怒鳴りながらやることは逆効果になってしまいます。初めに1回の教える時間は短時間で切り上げる。できたときにその犬が喜ぶように、良く誉めを与えましょう。
気をつけて欲しいことは、できないから。犬が嫌がるからあきらめる。ということです。そうすることによって犬が出来なくても、「やらなくても大丈夫なんだ!」と覚えてしまいます。ですから必ず出来たところまで戻り、指示にしたがった事を良く誉めて終わりにしましょう。そうすることによって、「楽しいからまたやりたい!」といったように犬に意欲をもたせるのがコツです!!付けておくという方法もあります。
いずれにしても大切なのは、犬がリードを噛み始めたときに飼い主さんも一緒になって興奮しないという事です。犬がいけない事をしている時は無視をして、やめた時にほめてあげるようにします。
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Q
うちの犬はドッグフードより人間の食べ物を欲しがります。人間の食べ物ってあげても大丈夫なのですか?
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人間がおいしいと感じるものが、犬にとっておいしいとは限りません。同様に人間の体に良いものが、犬の体によいということもないようです。ですから「犬が食べたそうな顔をしているから」といってむやみに犬に与えてはいけません。
これは、食事のしつけに反するばかりか、犬の健康にも害を及ぼすからです。脂肪や塩分が多く含まれる人間の食べ物を、犬が同じように食べ続ける事によって腎臓病や肥満のもとになります。そのほかには偏食の原因になったり、食べてはいけないものもありますので注意しましょう。
<犬に食べさせてはいけない食品>
・ネギ類(タマネギ・長ネギなど) →赤血球を溶かす毒性作用により中毒を起こし下痢・血尿・嘔吐などの症状がでる。
・魚介類(イカ・タコ・貝・エビなど)→消化不良や嘔吐の原因になる。
・硬い骨(魚・鶏の骨など) →口内や食道に刺さったり、傷をつける。
・刺激物(トウガラシ・ワサビ・コショウなど) →胃を刺激し内臓に負担をかける。
・お菓子(チョコレート・ケーキなど甘い物) →歯槽膿漏や肥満の原因になる。
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Q
室内で犬を飼っているのですが、来客が来ると必ずといっていいほど股間のにおいをかぎにいってしまいます。(・_・;)恥ずかしくて、恥ずかしくて・・・どうしてこのようなことをするのですか?どうしたらやめてくれますか?
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人間にとってはたいへん不愉快な行為ですが、じつは犬の世界ではこの行為が初対面の「あいさつ」なのです。
どうして股間のにおいをかぎあうのかというと、犬の肛門付近にはその犬特有のにおいを出す肛門嚢という分泌線があるからです。このにおいのもとに、いろいろその犬の情報をかぎわけ記憶するそうです。ですから初対面の人間に対しても犬の習性として同じ行為をしてしまうのでしょう。
その人固有のにおいを覚えようとしているのです。もし相手が気安い知人なら「犬はこのようにして挨拶をするんですよ」と説明して少しだけ我慢をしてもらうのも一つの方法です。
しかし相手によっては失礼にあたる場合もあります。そこで飼い主としてはふだんから犬に「そういうあいさつは、人間には必要ない」ということを教える必要もあると思います。
だからといって決して叱りつけてはいけません。それにはまず、股間のにおいをかぎにやって来た犬の頬から下顎のあたりをやさしい声をかけながらなでてあげたりします。犬は相手が自分に悪意を持っていないことがわかれば、そうむやみに人のにおいをかがなくなるはずです。
また、においをかぐ場所を、手や足に置き換えるのも一つの方法です。それがうまくできたときには、よく誉めてあげるようにしましょう。そうすることによって訪れた人の手足をかぐだけで納得するようになるでしょう。
手入れ・美容編
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Q
犬の毛玉は何故できるのですか?
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春から夏にかけての換毛期にブラッシングを怠ると抜け毛が毛玉に変わります。その他に、脇の下、内股など体を動かすことによって擦れ合う部分は毛玉になりやすい場所です。
耳の後ろなどの毛玉は耳の病気で、耳が痒いと足で掻いてできてしまう毛玉なので、耳の中をチェックしてみましょう。
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Q
犬の爪はどこまで切っていいのですか?
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犬の爪には血管が通っています。血管の手前まで切ってあげましょう。血管の見えない黒い爪は角を落とすように少しずつ切っていくと良いでしょう。
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Q
犬のひげは切ってもよいものなのでしょうか?
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犬のひげは猫ほど機能的な役割を持ってはいません。人間のひげと同じように犬のひげも切っても切らなくてもあまり問題ではないのです。今ではトリミング的な要素(切ったら見栄えがいい)ということからひげを切っているようです。狩猟犬に限らず犬種によってひげを切ることが常識になっている犬もあります。
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Q
シー・ズーを飼っていますが、最近耳がすごく汚れていて臭いもくさいのですが、何故ですか?
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外耳炎の可能性があります。垂れ耳の犬は通気性が悪く、蒸れやすいので外耳炎になりやすいのです。特にシー・ズーは耳の中に毛が生えているので、抜いてあげないと汚れが付着してしまいます。ただ、まめに手入れをしてあげていれば防げます。
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Q
プードルは何故あんな変なカットをするのですか?
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水猟犬だった頃、水中の動きを容易にするために、心臓などがある胸の毛を残してあとはカットしていたのが始まりといわれています。
次第に美的な要素が加えられ今のような形になりました。
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Q
カットしてもらうといつもリボンを付けてくれるのですが、可愛いのでずっと着けたままにしています。着けたままにしておくのは良くないと聞いたのですが……?
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着けたままにしておくと、その部分が毛玉になってしまったり、わんちゃんの方もリボンが気になって耳を掻くようになり、耳に傷を付けてしまう恐れもあります。
多頭飼いをしている場合は、他のわんちゃんがリボンをかじって誤って飲み込んでしまったりと、危険なことが起きる可能性もあるので、その日に取ってしまうか、なるべく早めに取ることをお勧めします。
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Q
トリマーから見た視点でこれだけはお願いしたい、自宅で出来る簡単なお手入れはありますか?
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まずはブラッシングからです。犬種によっても異なりますが、プードル、コッカー・スパニエル他、毛が長い犬種など、特に今人気のプードルなどの毛質は縄状毛、縮れ毛、巻き毛といったくりくりとした毛質なので、もつれや毛玉が出来やすいものです。毛玉になってしまうと毛をとくのも大変ですし、犬にも負担がかかってしまうので、こまめにブラッシングすることをお勧めします。
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Q
長年トリマーをやっていて何か職業病はありますか?
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・トリマーは中腰になることが多いので腰痛は付き物です。
・ハサミを持つ手はいつも同じなので、腱鞘炎になりやすくなります。
・犬とすれ違った時や触れ合っている時など、「爪が伸びていないか」「耳は汚れていないか」など、必要以上に色々とチェックしてしまう自分がいます。(笑)
生活編
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Q
散歩に行くと家の犬は電柱などに向かってしょっちゅうおしっこをひっかけます。なぜ、まとめて出来ないのでしょうか?
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これは排尿だけが目的ではなく、マーキングといって、自分の縄張りを主張するための行為です。片足を上げてマーキングするのはオスだけですが、発情期になったメスもマーキングを行います。メスの場合は縄張りの主張ではなく、自分の発情をオスに知らせる意味があります。ちなみにオスが片足を上げるのは、少しでも高い位置にかけてアピールするためにあります。
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Q
愛犬が寝ていると時々「いびき」のようなものをかいたり、「あお向け」になって寝ていたりします。問題無いものなんでしょうか?
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犬も人間と同じように夢を見ます。夢を見ているときの犬は、まぶたをピクつかせたり、クンクンと小声を出したり、あるいは足やしっぽをパタパタさせたりします。飼い主は驚いて起こそうとしますが、心配する必要はないでしょう。ただし、「いびき」でも重度の場合は病気の疑いがありますので、獣医師の診断を受けることをおすすめします。
日本人の動物観として「体への埋め込み」「個体管理」を嫌う傾向がありますが、行政がマイクロチップの導入を検討するほどペット問題も増えてきている点は考える必要があります。
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Q
これから飼うトイ・プードルに可愛い服を着させたいのですが、如何なものでしょうか?
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犬に洋服を着せて連れ歩いている飼い主をよく見かけますが、犬にとっては迷惑な話です。たとえ寒い冬であっても、犬に洋服は必要ありません。その代わり、自前の立派な毛皮があります。この天然の被毛だけで、十分寒さはしのげます。それに、洋服で体を覆うことは、犬の健康上もよくありません。なぜなら、被毛がきちんと抜け替わらなくなってしまうからです。また長毛犬種の場合、ずっと着ていると毛玉なりやすく、蒸れて痒くなる事もあり皮膚病の原因にもなります。
どうしても着させたいのであればお出かけの時だけ着せてあげ、家の中では脱がせてまめにお手入れをしてあげた方が良いでしょう。
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Q
車に乗ると酔ってしまうのですが?
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まず窓を開けて風を入れてあげましょう。それでもダメな時は、車に対する恐怖心を取り除いてあげましょう。車のドアを全部開け、ただ座らせ、よだれが出てこないようならドアを閉めてみましょう。その後、様子を見てエンジンをかけ、しばらくして大丈夫そうなら車を走らせてみましょう。そのまま公園などに行き、遊ばせてあげましょう。
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Q
ウンチを食べてしまうのですが?
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基本的になかなか直りにくいものですが、ウンチをしたらすぐ片付けるというのが基本です。あとは、ドッグフードを変えてみるという手もあります。
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Q
犬の為の部屋を作ろうと思っているのですが、床はどのようなものが良いですか?
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滑る材質の床だと、犬の足腰に悪いので、犬のいるスペースは滑りにくいものを用意すると良いでしょう。
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Q
犬の保険ってありますか?
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現在人間でいう入院や保険のようなものが多いようです。病気、怪我などによる動物病院の通院、入院にかかる費用の数%を保障するというものです。
もちろん保険会社によって内容は変わってきます。生命保険については取り扱っている会社は少ないようです。
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Q
家の犬は今年で12才になりましたが、人間でいうと何才になりますか?
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日本犬とオオカミの研究家、平岩米吉氏の考案した年齢比較法をご紹介します。犬が1才になったら人間でいう18才として……人の年齢≒18+4.5×(犬の年齢-1)で計算できます。
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Q
世界の犬たちの鳴き声は?
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英語…バウワウ スペイン…ジャウジャウ 中国…ウーウー フランス…ウワウワ ドイツ…ハウハウ 日本…ワンワン イタリア…バウバウ ロシア…ガフガフ